
♪不思議な味は〜♪「おやき」の姿をして〜明日アタリ〜訪れるよ〜♪
ナガノシじゃもう〜♪♪♪
。。。。。。これから書こうとしているエッセイの題名がサザンの桑田さんが作り、中村雅俊氏が歌ったヨコハマ舞台の名曲 ♪恋人も濡れる街角♪からちょっと取ってみた。。とわかる人は、あまりいないかもしれないけど少しくらいならいるかもしれない。。。???(^_^;
長野の郷土料理に「おやき」があります。小麦粉の皮に、野菜や餡などの具を包んで、蒸したり焼いたりしたもので、油で焼いたりするものもあります。
長野県内各地に「おやき」がありますが、北信地方と中南信地方 など、地方によってその作り方、焼き方も違っているようです。皮の固さもいろいろで、特に中南信地方に多いのでしょうか?「灰焼きおやき」という丸くてボール型の固い皮のおやきを囲炉裏の灰の中で焼いたものや、私が生まれ育った長野市を含む北信地方では、基本的におやきは、蒸したもので、皮がもちもちしていて、しっとりしています。さらに、油で揚げたり、焼いたりしたものや、皮が、もっちり系ではなくて、重曹など、ふっくらさせるものを入れて、ふわふわに作られているものとがあります。
それらを総称して「おやき」と言いますが、やはり、「おやき」は基本的にルーツは郷土の家庭料理なので、その味や製法は、各家庭さまざまなのも当然であり、さらに、「おやき」の店は、「おやき」専門店あり、老舗の和菓子屋さんの「おやき」あり、はたまた、「パン屋」さんにもおやきが並んでいるところもいくつもあります。長野市だけでも、いろんなお店で、「おやき」たちが今日もほかほかと蒸されているわけです。
私は、何を隠そう(隠してないけど)、長野市生まれ、長野市育ち、長野市在住歴ほにゃ十年!という
言わば生粋の長野ロコであります。ロコとはハワイの現地の人達のことです。私は間違っても!ハワイロコになっていた経験などありませんが。。。暖かい南の楽園、アロハの愛があふれる島ハワイとはあまりにも気候も景色も違いすぎる、この長野の現地人として、あえて長野ロコと自称してみました。
このエッセイの題を「♪おやきも蒸される街角♪」などと、ヨコハマを舞台にした名曲から、ちょっと取らせていただいたのには、密かなる理由があります。実は、昔、友人にヨコハマ出身の人がいまして、あるとき、私がいつものように、自分の大好物のおやき を買って一緒に食べようと持っていったところ、
「え〜〜〜!おやき〜〜??おやきって「まんじゅう」の中に「ナス」とか野菜とか入っているんでしょう??
信じられない〜!ぎょえ〜〜〜気持ちわるい〜〜!とても食べる気にならない〜〜ナス饅頭なんて〜〜??」と、即座に反応された過去があるのでした。おやきには、ナスや野菜だけでなくて、粒あん入りもあり、これならいわゆるフツウの「まんじゅう」と同じ感覚ではないかと、そちらを勧めてはみましたが、ヨコハマ ロコ!のその人には、やはり通じませんでした。
ですから、私はそれ以来、「おやき」は県外の人や県外出身の人にとってはどうなんだろう??と
考えるようになりました。
月日が流れ、その後も、県外から長野に来た友人が結構できました。けれど、皆、その「元祖ぎょえええナス饅頭!」発言をした友人も、その後知り合って、仲良くなった友人のうち、何人も、「私を置いて」 信濃の国ではない「よその国」に帰ったり、転勤で行ってしまったりしました。(T_T)
それは仕方のないことです。数年前に泣き泣きお別れした親友Pちゃんも、県外出身で、そのうえ、ご主人の転勤で、「よその国」に行ってしまいました。どこの「国」に住むのかということは、自分の意志だけでは、どうにもならないことです。でも、私だけが、なんだかこの街にずっと取り残されているような思いすら感じているのは、私自身も、「ここ」に住み続けて長野ロコで居続けていることに関しては、やはり、自分の意志だけではないからです。「よその国」への脱出の夢、出国許可がとうとう降りず。。という感じだからです。
だからつい、「行ってみたいなよその国」〜♪で、他県の情報や、長野県内でも長野市以外の街の情報には食いつきがいいです。松本は大好きですし、上田も小諸も軽井沢も。。ああ、そうだ佐久平駅前も楽しかったわあ〜!。。と、私にとっては長野市以外は「よその国」です。街にしても、隣町の「須坂市」や「小布施町」「中野市」の情報も大好きです。
ところが、さまざまな事情で、「よその国」への憧れこそ強いですが、なかなかお出かけをほいほいできる身の上でもないので、気持ちばかりが「出国」しています。
これは基本的に私の聖地サンクチュアリであるディズニーランドへの想いと共通です。
普通に「ディズニー好き」を通り越しているのですが、なかなか行かれないからこそ、想いがつのるのです。長野駅前の林檎と小鳥のからくり時計を見て、大好きな魅惑のチキルームに想いを馳せてうっとりしています。
長野の情報は、長野ロコとして自然に入ってきているもので、ながの情報(まだ有料だったころからですよ!)を愛読し、最近では長野Komachi、Nao,などの情報雑誌読者です。ここ近年、ながの情報も無料化され、日和などのフリーペーパーが本当に多くなってきましたね。。
昔から、長野市の情報なら友達に聞かれると、いろいろお答えできます。それは長野ロコとして生きてきた私の基本姿勢だからです。住んでいる「国」に新しくできたお店の情報は知っておきたい。。(^o^)最近はそこに、「昔はねえ。。その店はこういう店があったところでねえ」とさらに年季の入った
囲炉裏端会話?みたいな「昔情報」が増えてきてしまったかも。。そのくらい最近の長野の街はずいぶん、このところ変わってきていますね。。しみじみ。。
長野に新しい店ができると、むずむずと気になるので昼間行ける店ほぼ限定ですが、だいたい
行けるところは行ってみます。先日も、ながのブログの紹介で、ぴあんさんが買い物をなさっていた善光寺下のパン屋さんVoisinは、車で通りかかったとき何やらお洒落な感じのお店を作っていて、何のお店だろう?と思っていたところ、わあい!新しいパン屋さんだあ〜!わわわ!おいしい〜!!むむむ!この味はどこかで??ああ!ある日急に「そごう」の閉店とともに、私の近くから「去って」しまったドンクの味!!!??オーナーさんはドンクでパンを焼いていらしたということがわかり、「ドンク」を彷彿させる味にさらに、クリエイティブなおいしいパンを日々研究している長野の新しいパン屋さんとして、私のお気に入りのリストに入っているというわけです。
私も、平日は、仕事に行っているうえに、夕方以降や週末は、家庭で、「うにゃ」な用事や自分以外の家族の用事があるので、たいへん忙しい中での「取材」となっています。(笑)
ですからよけいに「ゆっくりすること」「どこかにいくこと」に対して憧れが強いのですね。。>自分
一部楽天ブログでも、つまり「優雅な暮らし」をしているという?誤解を受けたことがあるのですよ。(笑)
「いつもあちこち優雅に食べ歩いたり、高いスゥィーツばかり買っている。。」とか最近では、ながのブログを初めてからも、「あのテーブルいっぱいのお料理は全部お一人で食べたのですか?ブログにのせるからといって、みうみうBETTYさんとして、もてなされたのでは?」などという、すわ!どこかの某ミクシィで実際にあった女子大生やらせブログ炎上事件か!?とも思われるような声も耳にしたのですが、当然全くそういうことはありません。自分が好きなもの、自分が気に入ったもので、お披露目したいと思う店や、品物を、載せているだけです。テーブルいっぱいの料理というのは、桜枝町のラ、トスカですね。地域役員の宴会があったので撮らせていただいたのですけど。。でもある意味このような誤解の声を聞けて、マスメディアとしてのブログ生活は、やはりいろいろ気をつけないとなあ〜と
思うことができました。とくにできたばかりの「ながのブログ」(仮)は地域密着なので、ことさらですね。。
さて、「おやき」の話だと思ってここまで、ひょっとして全部読んできてくださった方には、話が「さくらももこ」のコミック集「神のちから」の中にある「それてゆく話」みたいで、ちっとも「おやき」の話ではない、くどい昔話やパン屋さんの話ではないか!と。。。書いている自分もそう思いますが(^_^;
もしもここまで読んでくださっていたら、ありがとうございます。私が「おやき」を語る上では、このような深層心理説明が?不可欠なものですから、、、!(^o^)
さて!本題のおやきです!!!実は、連載をとりあえずこのエッセイにて終了したいと思っています。
それにつけても、まだまだ取り上げたいお店が長野市内にもたくさんあります!!
私の普段のテリトリー外には、丹波島橋の先の「おやきの店 お八起」が近年、作る方が変わって、とても独創的なおやきもあるとか!!!??またその近くの「ほり川」はすてきな和風喫茶コーナーもあり、おやきもたいへんおいしかったですし!!!
連載中、最初から読んできてくださった「たか」さんから「たくさん載せても、、、、どこが、おいしいのか教えてください」というコメントをいただきました。本当にありがとうございます。
実は〜〜!私が載せたお店は、全部おいしいんです〜〜〜〜〜!!!
解説いたしますと、最初の「アグリながぬま」で買ったシリーズは、そこで出会った「おやき」でした。
豊野の萬年堂、桜新町の斑尾 は アグリながぬまに行って知りました。同じくアグリながぬまで買える門前おやきと市川のおやきは結構前から知っているおやきした。油使いバージョン系として紹介しました。
そして次に長野駅前で買えるおやきを紹介しました。まず鬼無里のいろは堂ですね!ここは本店は行ったことがなく、ながの東急で買っています。
カキコミの中で本店で食べたほうがおいしい!という情報が寄せられましたが、私は、山道は運転苦手なので、行かれません。ただ、この、いろは堂は、たいへん県外からのリクエストが多いおやきで、
今回このように特集して思ったのですが、県外出身の方にも、ここのおやきがおいしいという声が絶大であるように思えます。
西澤のおやき、栄心堂のおやきはいずれも老舗として、もちもち皮タイプのおいしさです。
松代の蔦屋の大名おやきは最近駅構内で買って、おお!と新発見のおやきでした。
油で焼いてあるけれどしっとりもちもち皮で。。!縄文おやきは、おやきのメッカ小川村におやき村があって、オリンピックのころだったか?、アメリカまで出張したことがあるようです。
そしてこの「善光寺表参道門前農館さんやそう」ここは辛大根を絶賛して掲載しましたが、もちろんここにあるのは大根だけでなく、ナスやかぼちゃや、野菜、きりぼし、さつまいもと餡!もありました。
ここだけでなく、どこのおやき扱い店にも、数種類の中味があるのがお決まりです。
ここは老舗ではありません。むしろ古い建物を使ってできた新しい店です。もう数年になりますけど、
でも、家庭でそれまでおやきを作ってきた農家のおばちゃんの味がここにあるのです。
それで辛大根は、今まで丸ナス輪切りこそ至上の味!と思ってきた私にも衝撃の味でした!あ、辛いといってもそんなに激辛ではないやさしい味わいですよ〜!
そして、きのう1日で、掲載した長野市の横沢町や立町、南千歳町の老舗めぐりシリーズです!喜世栄、一心堂、溝口餅店、そして誠心堂!!このアタリはもう、どこも外せません!!!長野の北信流、もちもち蒸しタイプおやきの神髄ここにあり!!!
いや〜興奮してきましたが、まだあるんですよ、長野市立図書館下の池田屋とかね〜〜!
どの店もあまり広い通りにはないのです。。これらの老舗はどうか暖簾を守り続けて変わらぬ味を私に下さい!!!これからも!!
で、最後に声を大にして言います!
私は、長野ロコとして、しっとり丸ナス輪切りに味噌味の、もちもち皮を油で焼いてないタイプの蒸し系おやきが一番好きです〜〜〜〜!これは、「え!ナス饅頭?」と反応してしまう県外の人にはわからないかもしれない!
ただの好きを通り越して「おやきっていうのはそういうもんです」。。。
つまり無類のおやき好きです。おやきで育った信州人!育ちすぎに気をつけなきゃいけないお年頃!でも おやきはヘルシー!スローフード時代から生まれたファーストフードの原点!
長野の郷土食の原点!
「♪おやき〜それは〜思い出のカプセル〜♪」数年前たしか門前おやきの会社で??募集してできた
おやきの歌 の歌い出しフレーズです。。これはこのブログの題とちがって、妙な替え歌ではありません。
今日もこの街のどこかで「おやき」が蒸し上がっています。。。
そんな街に生まれて住んでいる私からの「おやき」に対する愛情エッセイでした。。。
長文エッセイ♪おやきも蒸される街角♪ 〜完〜
(文責 みうみうBETTY) (^_^)/〜