


長野市緑町長野市役所隣、3月末で閉館する長野市民会館にて
50年のラストステージ 響つないで 長野市民会館フィナーレ 音楽の祭典 が開催されます
演奏曲は
管弦楽のための信濃囃子
そしてベートーヴェン交響曲第九番
長野市内の合唱団の方々による合唱付き
3月11日の東日本地震から約一週間
誰がこんな3月を迎えることを予想したでしょうか!被災した皆様に心よりお見舞い申し上げます。
本当なら日本全国が卒業式、合格発表、春休み、転勤や移動など新しい生活への心を弾ませて準備したり出かけたりもしていたはずの3月に!
長野県内も栄村などあまり報道されないけれど家が壊れたり避難所暮らしをされている地域もあります
私自身も親族や親類が被災した関東や東北にもいて、地震発生以来不安や心配に苛まれ少しでも手助けにと、できることを模索、奔走した夜も。
報道される壊滅状態の東北沿岸部!(仙台や松島は旅したこともあります。そしてコンサートで行った会場が・・・!)あの美しい三陸海岸が津波に飲み込まれ壊れていく様子はテレビ画面から目を覆いたくなるほどの大惨事!さらに続いて原子力発電所の爆発!
放射能への恐怖。
長野市内でもスーパーの棚からいろいろなものが消え、ガソリンや灯油が買えなくなりました
昨日くらいから少しずつ落ち着いてきたように思えますが!まだまだ不安が続いています。
しかし被災地の苦労を思うと、長野市内はこうして日常生活を送っていられることが何とありがたいことか!
そんな中での今日の演奏会
色々な意見もあったようです(この非常時に「喜びの歌」もないだろうとか・・・。
でも本来のこの第九の歌詞は「苦悩をつきぬけて人々は連帯する」ということなので、むしろ震災の応援にしたいということで実施するそうです。現にベルリンの壁が崩壊したときなどは記念コンサートは第九だったとのこと!
第九はフランス革命当時の民衆思想「自由・平等・博愛」を盛り込んだシラーの詩「歓喜に寄せる」に若きベートーヴェンが感動して作曲を始めたが結局最終的に交響曲として結実するまでには
30年の歳月がかかった曲だそうです。
奇しくも50年間長野の町に建ち 小中学校の市中合同音楽会や成人式などの会場にもなった思い出多い長野市民会館のラストフィナーレがこの大震災の3月!
本日午後2時より
長野市鶴賀緑町
長野市民会館にて。
響つないで・・!